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インドネシア皆既日食撮影機材とキクイタダキ [日食]

インドネシア皆既日食の出発まであと一週間となった。詳細は前回記載したが、撮影機材を最終的にセットアップしてみた。
①Vixen AP-WM赤道儀:バランスウェイトは1.9kgでギリギリバランスがとれた。
②Prominar 850mm (TX17-C) + EOS 5DIII:プロミネンスやコロナ撮影用
③FinePix S1:皆既日食動画撮影用。K-ASTECの556用バンド前(TB-P556F)にSLIK自由雲台SBH-280を介してFinePix S1を取り付けた。
④EOS 7D:連続食分撮影用

●日食撮影機材①②③
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観測地テルナテ島テルナテ市は北緯0°47’10"のため極軸はほぼ水平となる。いずれもアストロソーラーフィルターを着けておき、皆既日食時に取り外す。FinePix S1は自動電源オフ機能を外しておく。

●日食撮影機材④
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これもアストロソーラーフィルターは皆既日食時に取り外す。当日雲量が多ければ、皆既中の状況の動画撮影に切り替える予定。

2月27日(土)外来の仕事を終了後、CRVのエンジンをかけたところ異常な音が発生していた。昼食後ホンダで診てもらった。しばらく時間がかかった。原因不明。もっと時間がかかるとのことで、代車を用意してくれた。代車のFITを飛ばしてキトウシ森林公園に向かった。現地には午後4時過ぎに着いた。

キクイタダキの声が聞こえた。松の枝の中を動き回っているのが見える。かなり暗かったのと、軽い望遠レンズEF400mm F5.6L USMを持って行ったので、ISO640〜800で撮影した。近くにいたアカゲラを撮影後帰宅した。

●キクイタダキ(EOS 5DIII + EF400mm F5.6L USM)
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●アカゲラ(EOS 5DIII + EF400mm F5.6L USM)
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自宅に着いて車を降りると、自宅前の公園の木から鈴の音のようなさえずりが聞こえた。キレンジャクだった。しばらく旭川から姿を消していた。今季2回目の来旭である。いらっしゃいませ [わーい(嬉しい顔)]

●自宅前のキレンジャク(EOS 5DIII + EF400mm F5.6L USM)
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深夜、寝ようかなと思ったら雲の切れ目から月が見えた。バルコニーは雪で出られなかったので、玄関前にVixen AP-WM赤道儀 + Prominar 850mmを持ち出して撮影。

●月齢19.1日 2016/2/28 3:03(EOS 7D + Prominar 850mm, F9.6, ISO640, 1/200")
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インドネシア皆既日食準備中 [日食]

2016年3月9日のインドネシア皆既日食へ出発まで2週間となった。現在の準備状況を記録しておきたい。今回はVixen AP-WM赤道儀とProminar望遠レンズのよるコロナ撮影を第1の目的として準備している。

天体望遠鏡用の赤道儀と望遠鏡の接続部分はVixenのアリガタ、アリミゾが業界標準となっている。一般的な望遠レンズの台座はVixen規格と異なっているため、そのままでは接続することができない。アリガタプレートを購入して、Prominarの三脚座を接続する必要がある。

●アリガタプレートを介したProminarの接続
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Prominar標準の台座には、ファインダーやオートガイダーなどを追加する機構がない。そこでK-ASTECのプロミナー用バンドを購入した。前後バンド+ベースプレートの3点セットとマイクロフォーカスアジャスターを購入した。しかし結果的には556用バンド前(TB-P556F)、ベースプレート(TP-P556)の2点だけで十分だった。

日食遠征では日食は昼間におきるから、赤道儀の極軸合わせに極軸望遠鏡を使用することができない。Vixen AP赤道儀は、観測地の緯度、経度から極軸を合わせるポーラーメーターを接続できる。

●ポーラーメーター*とK-ASTEC556用バンド前
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* ポーラーメーターの注意点:地磁気の北は真の北から西側に3〜9度ずれている(磁気偏角)ため、その分東側に設定する必要がある。観測地テルナテ島の磁気偏角は東偏0.7度なので補正不要とのこと。

皆既日食時にビデオ撮影も同時に行う(FinePix S1で)ため自由雲台を取り付けた。プロミナー用バンド前とSLIK自由雲台SBH-280を接続するためETSUMI オスオス止ネジ ETM-83904を使用した。

●ETSUMI オスオス止ネジとSLIK自由雲台SBH-280
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●オスオス止ネジ/自由雲台の接続
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観測地テルナテ島テルナテ市は北緯0°47’10"、東経127°22'54"でほぼ赤道直下である。日本と時差はない。赤道儀の極軸はほぼ水平となる。皆既時の太陽はほぼ真東、高度は47.7度である。シムレーションしてみるとこんな感じになる。

●皆既日食時の赤道儀の状態
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図は星ナビ2015年12月号pp48による

薄曇りながら、やっと太陽が見えたので2月20日太陽を撮影してみた。今回はコロナ撮影を一つの目的としているため、太陽の周辺を広く撮影する必要がある。Prominar 500mm (TX-10C) + EOS 7D(APS-C)による画角とProminar 850mm (TX17-C) + EOS 5DIII(full size)による画角を比較してみた。Prominar用の太陽フィルターはアストロソーラーフィルターを用いて自作した(2015-03-15参照)。

●Prominar 500mm + EOS 7D (左)とProminar 850mm + EOS 5DIII (右)
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その結果、Prominar 850mm (TX17-C) + EOS 5DIIIの方が僅かに太陽が大きく、より黒点が鮮明に写ったので、後者を持って行くことにした。

●Prominar 850mm (TX17-C) + EOS 5DIIIによる画角
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●Prominar 500mm + EOS 7DとProminar 850mm + EOS 5DIIIによる太陽像の比較
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(左)Prominar 500mm + EOS 7D, F5.6, ISO 400, 1/400" 2016/2/20 9:33
(右)Prominar 850mm + EOS 5DIII, F9.6, ISO400, 1/250" 2016/2/20 9:29

●Ziplocによる三脚に載せる台座2016-02-07参照
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Ziploc(特大1890mL)にL型金具を取り付けて、三脚のステーに差し込み、ナットで締めて固定。赤道儀コントローラー、USBポータブル電源(5V; SONY CP-V5A)、リモートコントローラー、太陽フィルターなどを置く。

●クリップ式日食めがね2012-05-15参照
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●野外蚊取りと旅行用変換プラグ
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現地は蚊の多い赤道直下の地域であるため野外用蚊取り線香が必要である。携帯用安全蚊取り器が品薄になっているため「おそとでノーマット」を購入した。電源はインドネシアはタイプCが必要である。

太陽撮影後、キトウシ森林公園に出かけた。遠いキクイタダキとヒガラを撮影できたのみだった。現地でfacebook仲間のmarkeeさんとMさんにお目にかかった。しばらく待っていたが何も来ないので当方だけ引き上げた。その10分後にお二人さんはクマゲラに出遭ったらしい。今度からはもう少し粘ろう。

●キクイタダキ
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●ヒガラ
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いつもシマエナガですいません in キトウシ [野鳥]

さっぱり冬鳥がいない、しかもほとんど晴れの日がない旭川。諸事情から遠征できない2月11日(木)の休日。こういう日に限って晴れている。奥さんを駅に送った後、大急ぎでキトウシ森林公園に行ってから帰宅した。時間が限られているので、軽〜い望遠レンズEF400mm F5.6L USMを持参していた。これまたこういう日に限ってシマエナガの混群がやたら飛び回っていた。今年になってシマエナガばかり撮っているような気がする。今回はおもにシマエナガを激写したが、ハシブトガラとシジュウカラもきちんと撮影[手(チョキ)]

●シマエナガ in キトウシ(EOS 5D Mark III + EF400mm F5.6L USM;以下同じ)
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●ハシブトガラ
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●シジュウカラ
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2月13日〜14日の土日は全国的に気温の急上昇と強風を伴う悪天候となった。旭川も2月としては経験のない小雨模様となった。今回も鳥のいない旭川に見切りをつけキトウシ森林公園に向かった。雨を気にしながらの撮影だから、428は諦めて456を懐に抱えていた。遠かったが、どうにかミヤマカケス、アカゲラ、コゲラに出遭えた。

●ミヤマカケス(EOS 5D Mark III + EF400mm F5.6L USM;以下同じ)
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●アカゲラ
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●コゲラ
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日食遠征用Viexen AP-WM赤道儀とキトウシの住人 [天文・野鳥]

参加するかどうか迷った。2016年3月9日の皆既日食ツアー。2015年11月〜12月にかけて最盛期となったエルニーニョ現象により、3月〜5月はインドシナ半島から南太平洋中部で例年より好天になるはずだ<エルニーニョ現象発生時の3〜5月(北半球の春)の天候の特徴>。海外安全ホームページではレベル1で変化がない。

今回は皆既日食時のコロナをきれいに撮りたい。そのためには赤道儀が必要だ。海外遠征用の赤道儀としてVixen AP赤道儀を購入した。星野写真など日食以外の使用も考えて二軸モータードライブにした(AP-WM)。望遠鏡としては手持ちのProminar 500mm + TX17-C(850mm F9.6)を使用する。フルサイズ機でコロナ撮影では丁度良い画角となる。

Prominarを赤道儀に取り付けるには、アリミゾプレートと標準の台座でも使用可能である。しかし、長焦点になるとブレが気になる。とくにフォーカス合わせ時の震動が問題である。そこで、K-ASTECのプロミナー556用バンド3点セット(脚注1)とマイクロフォーカスアジャスター(脚注2)を協栄産業から購入した。赤道儀を購入してから気づいたことは、標準で付属している1kgのバランスウェイトでは望遠レンズを取り付けると重さが足りないこと。このため1.9kgのバランスウェイトを別途購入した。ただし、日食遠征時のように重量を気にする場合は、ウェイト軸カメラ雲台を使って、もう一台のカメラを乗せる方法もありかも知れない。

●Vixen AP-MW赤道儀とProminar 850mmの取り付け
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赤道儀コントローラー、USBポータブル電源(5V; SONY CP-V5A)あるいはリモートコントローラーなどを置く場所がないため、三脚に載せる台座を作製した。Ziploc(特大1890mL)にL型金具を取り付けて、三脚のステーに差し込み、ナットで締めて固定するようにした。これは便利[わーい(嬉しい顔)]

●Ziplocの三脚への取り付け
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2月6日(土)〜2月7日(日)は東川のキトウシ森林公園で野鳥撮影してきた。今年は冬鳥がとても少なくて、ツグミ以外、いつもの住人たち(留鳥)だけである。

【2月6日(土)】
●ツグミ(EOS 5DIII + EF400mm F5.6L USM)
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●コゲラ(EOS 5DIII + EF400mm F2.8L USM + EF 1.4x III;560mm F3.9、以下同じ)
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●ミヤマカケス
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●ゴジュウカラ
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【2月7日(日)】
●コゲラ
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●ゴジュウカラ
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●ハシブトガラ
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●ヒガラ
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【脚注1】K-ASTECのプロミナー556用バンド前における六角レンチについて
付属するネジを回すための六角レンチが2種類必要となる。ところが、このレンチが附属していないため協栄産業に問い合わせたところ、K-ASTECの製品には六角レンチは付属していないので各自で用意して欲しいとの連絡があった。2種類の六角レンチのうち、前バンドのネジ穴を回すレンチ径は通常より小さいので探すのに苦労した。広告には、別に六角レンチ2種類が必要とは明記されていないので要注意。

【脚注2】マイクロフォーカスアジャスターについて:追記2016/2/13
赤道儀でカメラの回転位置を調整する際、マイクロフォーカスアジャスターがついているととてもやりにくくなる。フォーカスあわせの範囲が狭すぎる。標準の台座に比べてプロミナー556用バンドを使用するとProminarがしっかり固定されているから、通常のフォーカス合わせ時の振動は小さい。実際に使用してみると、マイクロフォーカスアジャスターを使わない方がフォーカス合わせは楽である。